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さよなら、愛しい人 レイモンド・チャンドラー=村上春樹 [読書]

 チャンドラーの代表作「さらば愛しき女よ」を村上春樹が翻訳したものです。
 実は、オリジナルの訳で読んだことがあるのですが、あまりよく覚えていないのです。つまり、翻訳の違いの面白さがわからなくて・・・。すみません。
 チャンドラーを久しぶりに読んだのですが、訳者あとがきにあるように、無駄な?描写や比喩が多く、しっかりと読まないとその意味を捉えかねてしまいます。捉えなくてもストーリーに影響はないのですが、その描写こそがチャンドラーらしさなので、そこを味わうのが楽しむ秘訣だと思っています。
 マーロウは、アル中で、酒を飲む描写がかなり具体的です。
 私は、禁酒する前、ウイスキーをストレートでがぶがぶやっていたので、読み進めるうちに本当に飲みたくなってしまいました。
 しかし、前述したように、描写や比喩が複雑なので、酔った状態で読むと、何がなんだかわからなくなってしまいます。
 今、禁酒したからこそ、夜の時間・・・今まで飲酒に費やしていた時間・・・に読書できるようになったのです。これまでなら、暇さえあれば酒を飲んでいたので、チャンドラーなんて絶対に読めなかったと思います。禁酒はつらいけれど、いいことも多いのです。
 ということで、「禁酒万歳」と決意を新たにしたのでした。
 今度は、村上春樹訳の「Catcher in the Rye(ライ麦畑でつかまえて)」を読もうかと考えています。しかし、こちらもオリジナル訳をあまり覚えていません。歳をとると言うのはこういうことなのです。
 どちらも、実家に帰れば保存してあるはずなので、今度探してみることにします。
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