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原発稼動ゼロに思う [その他]

 この連休で、原子力発電所の稼動がゼロになりました。
 そのことは仕方ないのですが、再稼動についてなかなか理解ができないことがあります。
 第一に、需給見込みについて、あまりに根拠が少ないこと。
 これは、電力が不足する、と主張する電力会社よりも、電力会社の見積もりが甘い、と主張している人に特に強く感じます。どんな数字が出ても反対ありきに思います。
 彼らは、家庭の節電効果を過小評価しすぎだと言います。しかし、どう考えても、身勝手な大阪人が、昨年、一昨年よりもさらに節電に協力するとは思われません。大阪人の良識を過大評価しすぎだと思います。昨年の全国で節電意識が高い中でも、昼にガンガンエアコンかけて昼寝した、と自慢げに語る大阪人の話を何度も聞きましたが、そのころは原子力発電所が稼動していたのでなんとか持ったのです。
 家庭の節電効果の根拠に「大阪身勝手係数」を含むべきなのに、最大限の評価をしている専門家は、大阪人として身内に甘いと言うほかありません。
 第二に、仮に電力不足だったときに、誰が責任を取るのか、ということです。産業は止まり、働いている人は自宅待機、給与も、ひょっとすればもらえないかもしれません。景気に与える影響は少なくないと思います。そのようになったときの責任は、NPOが取るのでしょうか。取れるわけはないので、いざとなれば、根拠なるデータが不足していた、などと逃げるのでしょう。そんな無責任な意見ばかりでは、最終的に、政府は強攻策に出るしかないのでしょう。
 無責任な評論家の言うことを疑問なく信用して、傍観者となっている関西人は、そろそろ目覚めて、真剣に節電を考えるべきです。原子力発電反対派は、福井に抗議行動に行っている暇はありません。あなたの地域の、職場の、学校の友人に節電を呼びかけることが一番大切なのです。
 福井は原子力発電を生活には使っていません。地元の水力発電で賄えるのです。電力はすべて関西のためなのです。地元が困るのは働き口だけなのです。
 良識ある関西人の皆さん。原子力発電に頼らざるを得ない過疎地方の苦しみ、働くためには電気が必要な関西の製造業、そこで働く関西の労働者、それらを十分に理解したうえで、安全を保つための議論をしましょう。とくに節電意識の低い電力消費地大阪の意識を何とかしましょう。関西の人の良識に期待します。


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