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ぷはっとうまい日本のビール面白ヒストリー 端田晶 [読書]

 日本におけるビールの歴史がユーモラスに書かれています。もう少しクールなほうがよかった。
 私は、痛風予備軍なので今やビールはお付き合い程度しか飲みません。飲まないと、不思議とあまりおいしいと思わなくなってしまいました。
 特に、発泡酒や第3のビールとなると不自然な甘みがしたり、軽すぎたりと違和感が残るので、買ってまで飲もうとすることはほとんどありません。ビール類は下降の一途をたどっているようです。確かに酒場でビールは少し親父くさいかもしれませんね。ビールもジョッキではせいぜい1杯まで。私は中ビン派ですが、置いてある店が少ないのでやむなく大瓶か中ジョッキです。それもめったに飲まない。飲むとしても1本だけ飲んで後は別のもの。
 今や割高感があって、別においしいものがいっぱいありますから。ある意味、贅沢。


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鎌倉シャツ魂のものづくり 丸木伊参 [読書]

 高級シャツのメーカーであり、直販を行う鎌倉シャツの企業紹介本です。ビジネス本と言っていいと思います。
 このような本にありがちなのですが、企業の苦労や会社の風通しのよさの強調する内容です。
 読んでいて思ったのですが、やはり創業者・創業家のバイタリティー経営だなあと。2代目まではいいけれど、3代目からはうまく行くのかなあ、と感じました。鎌倉シャツを一枚も持っていない私が心配することはないのですが。
 毎日鎌倉シャツを着て出勤する身分になりたい・・・。


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あなたも眠れない 山口恵以子 [読書]

 月下上海で松本清張賞を受賞した、山口恵以子さんの受賞後第1作です。新聞配達会社の食堂の職員であることで有名になった著者です。
 他人の眠りを妨げることによって自身が眠れるという、まるで他人の眠りを奪うような行動に出る主人公が、スキャンダルを求め銀座の高級クラブに会計として潜り込んで事件に遭遇します。
 ミステリーですが少しハードボイルドの香りもする作品であり、最後に淡いロマンスがあります。個人的にはロマンスはいらなかったかな。
 早速ですが、次の作品も期待します。でも食堂のおばちゃんは辞めないとのことなので、さほど多作にはならないのでしょうか。


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ひさしぶりの海苔弁 平松洋子 [読書]

 食のエッセイです。週刊誌を読まないので初めて知ったのですが,週刊文春での連載とのこと。週刊朝日は東海林さだおですが,文春はこの方だったのですね。
 東海林さだおより上品ですが(東海林先生ごめんなさい),海苔弁当だの,かまぼこ板だの,根本は東海林先生と同じです。
 しかし,本書の著者の方がはるかに酒好きのようです。料理が紹介が酒とのマリアージュ視点であることから分かります。
 酒と食は私の永遠のテーマですが,年齢を重ねるに従って「健康」が優先してしまうのは悲しいことです。別に,数値がいいとか悪いとかは気にならないのですが,食と酒を控えるとがぜん調子がよくなので,ついつい我慢しようとしてしまうのです。それでもどうしても我慢ができず,翌日反省,ということはざらです。何もかも忘れて暴飲暴食をしてみたい,でも怖い。


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アルプス交番からのメッセージ 谷口凱夫 [読書]

 元富山県警察山岳警備隊長が、中高年登山を中心に現状と注意事項を、経験に基づいてメッセージの形で書かれています。
 山岳警備隊は富山県警と長野県警が有名ですが,北アルプス尾根で滑落するときは富山側に落ちよ,といわれていることから考えると,富山県警の方が技術は高いのでしょうかね。コミックの「岳」は長野県警の話ですね。
 筆者は,相当のお歳なので,現役時代は随分前でしょう。装備も今と違って相当レベルが低いものだったのでしょう。より安全に配慮が必要な時期だと思います。仕事とはいえ大変な役割ですね。
 さて,本書ですが説教くさいのが鼻につきます。登山のことならともかく,政治のことや教育のことなどいろいろと持論を書かれていますが,登山関係に絞った方がよかったかな?


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偽恋愛小説家 森晶麿 [読書]

 受賞作家と新人編集者という組み合わせで殺人事件を解決していきます。
 「シンデレラ」「眠り姫」などの、児童文学のストーリーにあわせて殺人事件の謎解きをするという奇抜な設定です。派手なトリックはなく、物語をヒントに動機を探る、という感じです。
 本の帯では、「誰もが知っている恋愛物語になぞらえて」とありますが、シンデレラはまだしも、眠り姫や人魚姫は内容を正確に覚えていないので、それぞれが混同してしまいました。あまりよい読者とは言えないようです。



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いい加減な夜食1 秋川滝美 [読書]

 なんといえばいいのか?いわゆるわかりやすいシンデレラストーリーです。
 設定がとてつもなく非常識で、見事なぐらいに偶然と強引なのですが、あまりにも痛快でついつい読み進んでしまいます。難しいこと言わないで気楽に読むことも大切なのだと思います。
 しかし、貧しい娘だと思われた少女は、実は名家の出だった、というのはちょっとがっかりでしたが・・・。
 続編もあるようです。装丁が恥ずかしいので、いい年をした男が電車で読むには恥ずかしいです(ビブリア並に)。


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最終陳述 法坂一広 [読書]

 作者は弁護士ということで、法廷の描写が正確です。検察側の描写はそうでもないようですが。
 ストリーは、強盗殺人で死刑を求刑された被告人の前で、傍聴席から真犯人が名乗り出るというショッキングな内容です。実際にはありようのないことです。イレギュラーな事件に、ベテランと若手の国選弁護人が対立し、マスコミも絡んで、事件はいっそう複雑な方向に。
 法廷ものは、事件が起こった後の話なので、ミステリーとはいえませんが、その分、法廷での駆け引きに臨場感があり好きな分野です。最近では裁判員制度が導入され、いっそう複雑なストーリーが可能となりました。作家は大変です。


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居酒屋ぼったくり 秋川滝美 [読書]

 両親から引き継いだ居酒屋をちょっと頼りない妹と守る。そこにいろいろなお客が集まり、短編となっていきます。
 ぼったくりとは、安い材料に手間をかけて料金を取るからとのこと。
 とりたてて大きな話題があるわけではありませんが、予想できるストーリー展開で安心して読めます。料理の描写が多いので、深夜枠のドラマに向いているかも。


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昭和の車掌さん乗務録 坂本衛 [読書]

 退職した現在もなお、車掌であったことを誇りに余生を楽しむ著者が、仕事での失敗談から乗客の苦情対応まで、列車内の人生模様の数々をおもしろおかしく書いています。
 著者の勤務が,北陸線だったこともあり,北陸線の特急の話題がいろいろと出てきます。
 最近は鉄分過多の方が多いので,この様な本はおもしろおかしく読まれるのでしょう。とりわけ緩急車の車掌の話はなかなかおもしろいものです。
 最近の車掌はなかなか管理が厳しくて大変なのでしょうが,筆者の頃はどうだったのでしょうかね。特急の若い車掌さんが英語で外国人乗客に案内しているのを見ると,国鉄も変わったなあ,と思ってしまいます。


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